YAMADA IRONWORK'S 本文へジャンプ
石榴の花と実



石榴の花の橙赤色は “鮮やかさ極まりない” と表現するしかありません。
絵の具や色鉛筆などでは表すことの出来ない 自然の妙なる色です。





「ザクロ色」は どぎつい色の代名詞のように言われがちですが
人間の色彩感覚の根底を刺激する 奥の深い 味わい豊かな色なのです。

赤ちゃんが最初に認識する色が 赤色と黄色であるように 石榴花の橙赤色は
遠くからでも はっと気付かせる根源的な色彩といえます。





7~8月に開花、花冠は6裂し 萼は筒形で肉質、
果実は球状で径約6㎝、先端に6裂した萼が残り
9~10月 熟すると 裂けて多数の種子を一部露出します。

子供の頃 トタンで足を切り大怪我をした時
祖母が「石榴みたいになって可哀想に」と言った言葉が
その後の石榴に対する一種の偏見のようになってしまいました。

本当は かわいらしい花と実なのに





~ ざくろ色 まぶたに残るは 花か実か ~ (佐々蓮)


トップへ Nobuhiko Yamada