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愛らしい「カリン」の花



3月4月は 花々が一斉に輝く時期です。 さくらは その代表でしょう。

そのあでやかさ、散り際の潔さは 日本人の好む感性です。
花いっぱいのこの時期 カリン(花梨・花櫚とも)の花は、
目立たないように ゆっくりと蕾を膨らませていきます。





カリンは マメ科の高木で 原産のインドでは高さ40メートルにもなるそうですが
当社のカリンは まだ3メートルほどの低木です。
材はつるつるで堅くて美しく 花櫚材として細工物・建具などに使われ
印度紫檀とも呼ばれて重用されています。


私たちが親しみを持って「カリン」と呼ぶとき 頭に描くのは
秋 楕円形の堅い実をいっぱい付けた
花梨の樹かもしれません。
ホワイトリカーと氷砂糖で漬けた「花梨酒」は 咳止めの味として
幼い日の思い出となっている方も多いのではないでしょうか。






~ 重たげな実に捧げたる花梨ばな ~(佐々連)

トップへ Nobuhiko Yamada