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モミジバフウ落ち葉を拾う



二条城の北側、押小路通りの街路樹は、千本通りまでモミジバフウが植わっています。

モミジバフウ、
最初 二条中学校の正門前の街路樹に掲げてある名札を見たとき、
「もみじの葉っぱのような」
という意味なのかな と思っていましたが、
「紅葉楓」
という アメリカ原産の落葉樹のことだそうです。






もみじの葉っぱをぐんと大きくしたような 大らかな葉付きが、
緑色の春夏のころから 道行きを和ませてくれていましたが、
10月の終わりころから しだいに色づきだして、
緑、黄、赤のグラデーションが
日を追うごとに 黄、緑、赤 から 黄、赤、ところどころ緑となり、
いまはもう 赤あちこち黄となっています。

そのグラデーションが、日当たりの加減からか
それぞれの木で 微妙にずれているのです。
そして、豊かな幅の敷石歩道には モミジバフウ落ち葉がいっぱい。

雨上がりの夕暮れなど、それはそれは 踏み歩くのが惜しいような
落ち葉のじゅうたんです。

土に還ることのできない落ち葉を、持って帰ったからといって
どうすることもできないと わかっていながら、
両手にいっぱい抱えて 帰りました。

結局 処分に困るだけでしたが、
写真だけにでも 納めておこうと、撮ってみました。






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