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桃の花 パート2



亡くなった母は、雛祭りを ひと月遅れの4月3日に祝っていました。
この時期に 桃の花が満開になることを思えば、
母の祝い方が妥当だったのかもしれません。





さくらに人の心が奪われるころ、桃の花は 華やかな中に
どことなく鄙びた風情を漂わせて、満開を迎えます。

今年は、寒の戻りが長引いて、例年より少し遅れて花をつけました。
道行く人が、立ち止まって カメラを向けてくれます。

さくらと間違えられることも しばしばですが、
桃は桃の愛らしさを めでてあげたいです。

仏壇に供えようと ひと枝手折ったら、
はらはらと 花びらが頭に降りかかりました。




~ 桃手折る はなびら散らし 春盛り ~ (佐々連)

トップへ Nobuhiko Yamada