| 花海棠(はなかいどう) | 
           
          
             
            
            
              
                
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               海棠や 白粉に紅を あやまてる (蕉村) 
             
              
             
            ことしの花海棠は、ピンクが勝っている気がします。 
            朝の陽射しでみたので、光の加減かもしれません。 
             
            3年前、老朽化した上水道取り入れ管のとり替え工事で、この花海棠は3か月ほどドラム缶で生きながらえました。 
            花海棠のすぐ脇を通る地下埋没管に、穴があいたのです。 
             
            慎重に植え替えながらも、もうつかないかなぁと半分諦めていたのですが、去年の春 少しでしたが、白っぽい薄紅の花を咲かせてくれました。 
            今年は ほぼ工事前の状態にまで たくさんの花房をつけて、あたりをぱっと華やかせています。 
             
            花言葉 「艶麗」は、新葉とともに長梗を垂れて咲く風情から つけられたのでしょうが、艶っぽい言葉よりも 「可憐」がふさわしいように思います。 
            花海棠の花咲く時が、桜の開花時期とほぼ同じなのが、木の高さと同じく脇役のようで、かえっていじらしいです。 
             
            まことに、「睡(ねむ)れる花」の名にたがわず、可憐な花ですね。 
             
             
             
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