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東山花灯路



毎年 「行こう」 と思いながら ずっと行けずにいた 『東山花灯路』
最終日の21日 久し振りの春らしい陽気だったのも手伝い
やっと見に行く事が出来ました


東山山麓に連なる 北は青蓮寺から円山公園・八坂神社を通って
南は清水寺までの散策路約4.6kmに
京焼・清水焼、京銘竹、北山杉麿丸太、京石工芸、金属工芸の
5種類の露地行灯約2,400基が設置されます

白壁や土塀、木々にゆらめく陰影 石畳に映えるほのかな灯り
門前町の店頭に彩りをそえる はんなりとした灯りなど
京都ならではの様々な表情を見せるまち並みの魅力を
この期間だけ堪能できます



神宮道沿い
神宮道沿いの行灯
いけばなの一つ
『いけばなプロムナード』
知恩院
知恩院


寺院もライトアップされ 夜間特別拝観も行われています
ルート沿いには 『いけばなプロムナード』と称され
京都いけばな協会から10箇所に
大型花器によるいけばな作品が展示されます
このいけばなもライトアップされ 明るい時、暗い時との違う表情が楽しめます



可愛い灯篭
円山公園の入口の灯り
竹の中に灯りが
『幽玄の川』
なんとドライフルーツなんです
大学生の制作オブジェ


円山公園内の会場には 『現代いけばな展』 として
期間中14作品が並びます
創作いけばな、という感じでしょうか


公園内を流れる吉水の小川 『幽玄の川』 は せせらぎ一面を
約1,000本の青竹の灯籠で満たし 幻想的な情景が見れました

他にも 「伝統の灯り」をテーマに 京都の7芸術大学・短大の学生による作品も展示されていました



祇園閣沿い
祇園閣沿い行灯
祇園閣
大雲院 祇園閣
清水寺
清水寺


円山公園を抜け祇園閣を曲がると 高台寺・圓徳院のある 「ねねの道」に入りますが
ここが一番人の多いところで 歩くのが精一杯

一念坂、二年坂、産寧坂も 階段を踏みはずさないように進むのがやっとで
足元の灯りを楽しみたいのに 目に入るのは
人の頭、頭、頭・・・おけら参り並みの人出でした



狐のお面をかぶっています
狐の嫁入り
大谷祖廟 門下
大谷祖廟 門下
円山の枝垂桜
円山公園枝垂れ桜


三条通リから歩き清水寺を折り返しに
戻りの「ねねの道」で 『狐の嫁入り』 行列に遭遇しました
東山一帯、高台寺、鳥辺野周辺は
昔 無縁仏が多く 百鬼夜行があらわれたといわれ
そのひとつの「狐の嫁入り」を再現しています

狐のお面をつけた白無垢姿の花嫁を人力車に乗せ
知恩院山門から高台寺天満宮までを練り歩きます
未婚の女性が参加すると良縁に恵まれるそうですが
・・・狐のお面は ホラーの気配が・・・
少し怖かったです

円山公園内の枝垂れ桜は まだ桜の開花にはほど遠い状態ですが
ライトの色の関係か 淡い桃色に見えるように 夜空に浮かび上がっていました

桜が咲いても この枝垂れの下で花見酒は出来ません
人で溢れ 立ち止まって見上げるのもままならないぐらいです
今回は ライトアップされているものの 人はまばらで
思いのほかゆっくり見上げる事ができました



青蓮院門前


終着地点は自転車を止めていた 青蓮院門跡
戻ってくると 琴と尺八の演奏が終わったところでした

京のイベントとして定着した 東山花灯路
期間中 前期・後期で構成されており いけばなも 催しも変わります
アカペラ、吟剣詩舞、ジャグリング、狂言、ジャンルも様々です


その中で 近頃テレビでも取り上げられた事のある
『京小町踊り子隊』という団体があります
「新しい京のまちおこし、人おこし、着物おこし」 と着物姿で踊るのですが
なんか少し違うよなぁ・・・と違和感があります

海外へも出向き 京都のPR隊として活躍してられるそうですが
踊り自体も 二部式の着物も 「京都」と名を出すのには
離れていると思うところが有りすぎるんです
海外では 「京都」 と言うより 「日本」 として受け止めるのでは?と・・・

まぁ 一生懸命なのは伝わってくるんですけど
あくまでも 個人的な意見ですので・・・すいません
これが よく言われる 「京都人は京都にこだわる」 ってのなんでしょうか



お囃子隊


上の画像は 地元の学童が 火の用心をテーマにしたわらべ歌を唄い
拍子木、鉦、太鼓を交えたお囃子を奏でながら練り歩く
「お囃子隊」 が練習しているところです

「聞いた事があるなぁ」 と思う唱
多分 コマーシャルだったと思い出しました(五色豆のCM)

今年が5周年だった 東山花灯路
毎年同じ時期10日間ほどの期間ですが 機会があれば是非 足を運んでください
平日がベストです!




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