YAMADA IRONWORK'S 本文へジャンプ
大雲山 龍安寺



10月25日(土) 久し振りに HP隊長(=会長)と隊員(=私)コンビで出動!
世界文化遺産の
龍安寺へ 行ってきました


龍安寺門下からここから始まっています


徳大寺家の別荘だったものを 宝徳2年(1450)
管領細川勝元が譲り受けて寺地とし
妙心寺の義天玄承を開山として創建された
龍安寺
方丈前庭は枯山水の石庭として著名です
臨済宗妙心寺派に属し 大雲山と号し禅苑の名刹です



山門
〔山門〕

寺務所前の階段
〔寺務所前の階段〕

庫裡入口の天井
〔庫裡入口の天井〕


枯山水庭園は 俗に虎の子渡しと称されます


方丈前 石庭(東側)
〔方丈前 石庭(東側)〕

方丈前 石庭(西側)
〔方丈前 石庭(西側)〕


石の象(かたち)、石群、その集合、離散、遠近、起伏、
禅的、哲学的に見る人の
思想、信条によって多岐に解されると言います

この庭は 禅の極致を表現した 永遠に新しい庭といわれ
時間、空間を越えて 静かに心眼をひらき
自問、自答するのにふさわしい・・・とも言われます






誰もいない中 一人で見渡す事が出来るなら
そんな気持ちにさせてくれるような気がします



銭形のつくばい


方丈の北東に据えてある銭形のつくばい

中心の口を共用して
“吾唯足知(ワレタダタルヲシル)” と成り
禅の格言を謎解きに図案化されたものだそうです

水戸光圀の寄進といわれているそう


方丈広間内


方丈広間内です

“非公開” となっている襖絵
全景は無理でしたが 左右の一枚だけ撮れているような?
・・・公開中ではなかったと思いますので






今はまだ 木々も青々としていますが 紅葉の季節には
赤い天井と絨毯の中を歩けると思います
桜苑もありますが 絶対 紅葉がお勧めです

個人的には 晴れた日よりも 雨が似合うと思う
龍安寺

観光客の少ない日 静かな中で 石庭を眺めてみたいものです
そうすれば 私にも禅の心が わかるかも?しれません






今回の取材 当初は 立命館大学国際平和ミュージアムでの
『世界報道写真展2008』 がメインだったんです
(龍安寺は 「近いから寄っとこか」 みたいな感じで)

世界報道写真展は、オランダに本部を置く世界報道写真財団が毎年開催している
世界報道写真コンテストの入賞作品(約200点)で構成した写真展で
今年で51回目を迎えたそうです
4月 オランダ・アムステルダムから始まり 世界100カ国を巡回します

いま、この地球上で起こっているあらゆるニュースを
写真を通して 世界の様々な側面を知り
社会のあり方や平和とは何かを考えるきっかけにしてほしい
・・・という趣旨

戦争の前線での兵士たち
戦火の中を逃げ惑う住民たち
過去の虐待から立ち直り 強く生きる人たちの現在の姿
アスリート達の力漲る表情

一瞬を切り取りとった一枚から 多くの事を
「知りなさい」 「学びなさい」 と語りかけられました


11月16日(日)まで 立命館大学国際平和ミュージアム中野記念ホール にて開催中です

中野記念ホールのラウンジで 昨年9月ビルマ・ヤンゴン市内にて
取材中に銃弾に倒れたジャーナリスト
長井健司さんの追悼VTRが流れていました

現地語の翻訳のないものですが こちらも観る価値があります
とても意義のあるお仕事をされていたのだと知りました
自らカメラを回し 現実を見つめた上で語る 長井さんの声が
淡々としていて 逆に胸に染みます

一日一日が 普通に過ぎて当たり前の事が いかに幸せなのか
実感する事の出来る 良い経験でした



立命館大学の時計台
〔立命館大学の時計台〕





実は私 小学校時代 この龍安寺と立命館のほぼ中間地点に住んでまして
両方が 帰宅後の遊び場でした

立命館の裏口(だと思います)から 当たり前の顔して
友達数人と入り 遊んでいました
裏口専門だったので 正門の時計台を見たのは 今回初めてです

龍安寺にも 当たり前の顔して 友達数人と入り 走り回っていました
当時は入場料を払う人たちを見て
「お金いらんのに アホやなぁ」と 笑いながら見ていたぐらいですので
石庭に入ったのは 今回初めてです

そんなもんです 京都人

自宅(中京区)から龍安寺(右京区)
そしてランチをしたのは植物園の北(北区)
北山~御池を 鴨川沿いサイクリングロードを駆け抜ける!!
全工程 自転車で突っ走った今回の取材
隊長!お疲れ様でした!


トップへ Rika Mizuno