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ずいき祭(瑞饋祭)



数ある京都の秋祭りの先陣を切って
10月1日より5日まで「ずいき祭」が行われます

「ずいき祭」の名称は 祭礼期間中
御旅所(京都市中京区西大路上ノ下立売通西入御輿岡町)に奉納される
「ずいき御輿」に由来します






応仁の乱により神幸祭が途絶えると共に
かつて「北野祭」と称されたこの祭も
官祭の為一度は途絶えました

明治の初め 氏子の人々の手によって
私祭として復興したものです
本宮には 三基の鳳輦と松鉾他が約150名の祭列を整え
氏子区内を巡礼します






いき神輿は その名の通り屋根をずいき芋(里芋の茎)で葺き
神輿の各部は隙間もなく 穀物や蔬菜(そさい)・湯葉(ゆば)・麩(ふ)などの
乾物で覆われています。





幼い頃 お小遣いを握り締め 御旅所で行われる
宵宮の露店に出掛けるのが 毎年楽しみでした
今も変わらず1日夜から 御旅所近辺は 子供達で賑わっています

列なる露店の趣は その時代を表しますよね
子供心をくすぐるリアルタイムな物ばかりです
(今年はダントツで「ムシキング」でした)

「なんでこんなもん欲しいんや?」と思うのですが
きっと自分も 親に思われてたんでしょうね





氏子区となる当社の前路(御池通)も巡行のコースになり
秋の始まりを知らされます

今年はあいにくの雨模様
巡行の時間が一番雨の降る時間になってしまい
祭列する人々はレインコート
鉾にもビニールを覆わしながらの巡礼になってしまいました

画像は昨年のものです
今年とは打って変わって秋祭りには似つかわしくない暑い日でした


時代祭り 鞍馬の火祭りと これから京都は秋の催しが多々有ります

春のお花見期間同様 またもや人の多さに圧倒される季節到来です




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