YAMADA IRONWORK'S 本文へジャンプ
’10 夏のイベント② ~天若湖アートプロジェクト 2010~


京都府南丹市の 日吉ダム
ここに 「天若湖(あまわかこ)」があります

“あかりがつなぐ記憶”として
8月 2夜だけ
水没した天若集落の家々のあかりを
ダム湖面に再現する壮大なアートが
“天若湖アートプロジェクト”です

2005年から始まって 今年で6回目
昨年知った時には終わっていたので
今年は調べていたのですが
行くかどうするか迷っていたところ
ちょうど友人が声を掛けてくれたので
急遽 行くことに




奥に見えるのがダムの堰




JR日吉駅に着くと 道の駅 “スプリング日吉”までの
送迎バスが待ち構えてくれていました
このバスは 一日二回運行のバスツアー用に
道の駅からは変わります

スプリング日吉の受付で 名簿に記入したら
無料天若湖バスツアーの参加登録終了

日が暮れ出すころ 少し席の空いたバスは
湖に向かって出発しました




世木林集落のあかり



日吉ダム建設によって水没した 七つの村
中、宮、世木林、楽河、沢田、上世木、小茅
天若集落には 約120戸の家々がありました

今年は5集落にあかりを灯す予定が
梅雨のゲリラ豪雨の影響で流木などが邪魔をし
規模縮小となったそうです

バスが止まって 真っ暗な山道に降り立ち
ガイドさん(院生のボランティア)の懐中電灯と
事前のイベントで子供たちが作ってくれた
牛乳パックを利用した灯篭が照らす足元の灯りをたよりに
世木林半島まで山道を下ります

見晴らしの良いところへ出ると
湖面にあかりがかたまって見えました

それは 家から漏れていたであろうあかりと同じ場所
人の生活が有った場所です

綺麗 幻想的
そんな事も頭に浮かびますが
もっと感じるのは
寂しさ や 虚しさ や 侘しさ

ただ単に 「きれいやなぁ」と見る光景では無いと
自分が住んでいた訳でもないのに
悲しい気持ちで見ていました

フライヤーの文面

“時空を超える幻想的なあかり”
本当に そんなあかりが広がっています

沢田にあった学校の校庭の樹は
今も夏には 湖面から姿を現すそう
時空は 繋がっているんですね



「来年は5つの村をともすようがんばります」と
ガイドさんが言ってました

是非訪れたいと思っています







トップへ Rika Mizuno