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ピー子の その後

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ピー子は、無事だったようです。

無事を教えてくださったのは、毎朝 工場の前を通って二条城まで、往復散歩されているご夫婦です。
ピー子に右往左往しているときの事情を、ご存じだったのです。

最近このご夫妻に、朝の門掃きでお会いしないなぁと思っていたのですが、この猛暑、朝7時でもきついので、1時間早起きして散歩されていたみたいです。

今朝は眠りが浅く、定刻まで眠れそうもなかったので、ぼくは1時間早起きしました。
朝のリズムが、すべて1時間繰り上がりました。
だから、ご夫妻にお会いできて、ピー子の消息を知ることができました。

ご夫妻が散歩の往きに、工場の前の電話線に、大きいのが2羽、小さいのが2羽、(たぶん)あのヒヨドリがとまっているのが見えたそうです。
もし、ほんとうにピー子たちだったら、2羽のヒナとも無事だったんです。
散歩の復りにも まだ、4羽とも電話線にとまっていたということです。

「きっと、このおうちに お礼に来たんだと思いますよ」

そう、奥さんにおっしゃっていただいて、なにか胸がジーンと熱くなりました。

ピー子も、(おそらく)お兄ちゃんのヒナも、元気だったんだ。
よかった。
ほんとうに、よかった。