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地デジ化に言いたいこと

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地デジのことで、言いたいことが山ほどあります。
地デジ化に反対しているのではありません。
そのやり方に問題がある、といいたいのです。


沖縄の寒村での話です。
地デジ化の進捗度が極端に遅いので、地デジ化の認識を高めるため試験的に放送を止めた、というのです。
これは、ほんの一例です。

特にお年寄りに多いと思うのですが、ことさら映像の鮮明なデジタル画像でテレビを見たいなどと思わない人もいるのです。
いままでのアナログ放送で、なんの不自由も感じていないのです。
また、デジタル画像で見たいと思っても、新品のデジタルテレビを買えない人も、大勢いるはずです。

地デジ化の必要性が、ぼくには いまだによく判りません。
地デジ化が電波政策上どうしても必要なんだったら、受信料をとっているNHKを手足に使ってでも、日本中一軒一軒尋ね歩いて 地デジ化の状況を調査し、地デジ化しなければならない訳を説明するくらいの覚悟が、必要なんじゃないでしょうか。

経済的なことだけでなく、デジタルテレビの操作自体が厭なお年寄りが多いのです。
アナログテレビでもデジタル放送が見られるチューナー代の、実費は致し方ないでしょう。
そのチューナーの取付手間と費用ぐらい、税金で負担してあげたらいいじゃないですか。


国として或る正しい方向に国民を引っ張っていくには、時にはある程度 強権的な力が必要だと、ぼくは思っています。
しかし そこに、弱者に対する優しさがなければ、まっとうなまつりごととは言えない。
いや むしろ、弱者に対する優しさが根底にない 国の施策など、やらない方が良い。

地デジ化については、あまりにも腹の立つことが多すぎます。