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困ったときに こそ、

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朝ドラの 「カーネーション」、すごい人気ですね。
ぼくも、はまってます。
糸ちゃんのバイタリティには 惚れぼれします。
女性なのに、ものすごく男前。
あれは、ほんまもんの職人です。

「紳士服ロイヤル」で修行中の糸ちゃんが、次から次にやってくるドレスの注文に忙殺されているさなかに思いついた 立体裁断法、ビックリです。
採寸も型紙も飛ばして生地を裁断するっちゅうのは、すごい発想やと思いました。
困ったときに こそ、の智慧ですね。


『海水練り海砂コンクリート』という技術を、先日のテレビニュースで知りました。
大林組が開発したそうです。
ネットで調べたら、早稲田大学と数社の大手建設会社が協力して、同じような技術を開発していました。
こちらは、『ソルセック』というのだそうです。

どちらも、従来の “真水練り陸砂コンクリート”より、耐久性も強度も高いといいます。
この3月11日以前から研究されてきた技術に違いありませんが、東日本大震災で開発が一気に加速したのでしょう。
津波で大量に発生したコンクリートがれきも 再利用できる可能性が高いので、注目されたわけです。

塩気を含んだコンクリートは、鉄筋を腐食させるから 絶対ダメ!、と思い込んでいました。
ところが、鉄筋をエポキシ樹脂などで耐腐食補強すれば、問題は解決だったんです。
沿岸部や離島のように 真水や陸砂の搬入が難しい地域なら、『海水練り海砂のエポキシ樹脂塗装鉄筋コンクリート』の方が安上がりなのだそうです。

このニュースは、ぼくには、少なからずのカルチャーショックでした。
これも、困ったときに こそ、の技術ですね。


小原糸子のパワー、『海水練り海砂コンクリート』の底力、日本、元気をださなきゃぁ、と…