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人生は団体戦

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人生は団体戦。
これは、映画 『綱引いちゃった』のサブタイトルです。

井上真央主演のこの映画、観れば元気が出ます。
おれも 一丁やったろか、そんな気分にさせてくれます。

綱引き競技は、運動会の定番ですよね。
この綱引き、奥が深いんです。
8人の呼吸がピッタリ合わなけりゃぁ、勝負にならない。
まさしく団体戦の妙味です。

映画のクライマックス、大分県大会で 強そうなおばちゃんチームを相手に、にわか仕立ての “綱娘”チームが最後の力を振り絞って闘うシーンには、思わず自分も両足を踏ん張っていました。

それにしても、いま日本を引っ張っているのは 間違いなく女性だと、この映画を見て再確認した次第です。
それも、ひとりじゃぁない。
いろいろ思いの違いはあるだろうけれど、`この’ことについては 協力してやりましょう、という一点団結力は、男よりずっと上です。
しかし ‘こういう’しがらみもありますからねぇ、なんて言うのは、決まって おいなりぶった男性。
自嘲を込めて、そう思います。

綱引きは、力を蓄えて一気に引いたり、相手が引いたら受け身になったり、誰か一人でも崩れたら みんな崩れてしまいます。
示唆に富んだゲームです。
人は ひとりでは生きてゆけない。
困ったときには 誰かが助けてくれる、その希望があるから 生きてゆける。

まさに、人生は団体戦。
<いろいろ思いの違いはあるだろうけれど、‘この’ことについては 協力してやりましょう>
よくは分からないけれど、民主主義って これなんじゃないでしょうか。

ドリカムが歌うエンディングソングに、こう聞こえました。
 
…何が起きても あなたを ひとりには しないから
  しつこく そばにいて 握った手を 離さないから…