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太陽光発電

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ついに 当社も、太陽光発電システムを導入することになりました。

当社は 幅員20メートル道路の御池通り北側にあり、敷地が東西に長く、陽射角度の大きい大屋根面積が広く、しかも高い位置にあるので 京都市眺望景観創生条例をクリアしている、などの好条件が、社長の決断を促したようです。

メーカーや機種選定はもちろんのこと、初期投資の工面や返済計画、維持管理への考慮など、クリーンエネルギー導入と聞こえはいいですが、よほどの覚悟を要する決断だったと思います。

導入する設備の概要は、サンヨーの太陽光発電技術の遺伝子を受け継ぐ パナソニック製太陽電池モジュール120枚で、発電容量28kw、年間発電量28,340kwh(1時間平均にして3.24kwh)。

これだけでは もちろん、当社の必要電源を賄えません。
とりあえずは 売電して初期投資の分割返済に充て、世の中の趨勢をにらんで 設備を拡充していく、という考えです。

こういう考え方を可能にしたのは、平成24年7月1日からスタートした 「再生可能エネルギーの固定価格買取制度」に拠ります。
でも これは、電力会社が自腹を切ってやっていることではありません。
みんな電力消費者が払っているのです。

このことは、「電気料金計算内訳書」を見れば、理解できます。
料金内訳名で 「太陽光発電促進付加金」および 「再エネ発電促進賦課金」という名目で、固定買取の原資はしっかり徴収されています。

つまり 電力会社の売電買取費は、売電していようがいまいが、電力消費者であれば自動的に、その支払い料金に加算されているということです。
言いなおせば、このたびの当社の太陽光発電設備導入は、そのような電力消費者の いわば ‘寄付金’で実現できたことになります。

いやらしい言い方になりますが、ただ それで、当社が儲かるわけではありません。
再生エネルギー発電のために、その場所を貸しているだけ、という見方もできる訳です。

それでも、ほんのわずかな貢献度ですが、このたびの当社の設備導入によって、石油削減量 6,433リットル/年、Co2削減効果 8,899㎏-Co2/年 だけの、環境貢献を果たせるのです。

社長は良い決断をしてくれた、そう誇らしく思います。