コロブチカ |
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なんでもかんでも懐かしがるようになったら、人生オシマイよと思いながらも、先日
耳から、たまらなく懐かしさがこみあげてきました。 ゼスト御池地下街の広場で、コロブチカの曲が流れているのを耳にしたのです。
中学校でも高校でも、学園祭の催し物のハイライトは、フォークダンスでした。 そして、いまでも覚えている曲目は、オクラホマミキサー、マイムマイム、そしてコロブチカ。
スタートは、たいがいオクラホマミキサーでした。 アメリカ民謡だからでしょうか、ダンスの振り付けがそうなのか、ストレートな感情で異性の肩に手をかけられる雰囲気がありました。 ただ、相手の顔の表情は
わかりづらかったように記憶しています。 中央のたき火の明かりが、横顔だけを照らしていたからかも知れません。
オクラホマミキサーでほぐれた気分を、マイムマイムが一気に盛り上げてくれました。 動きがリズミカルで、踊りがヘタクソな自分でも
なんかうまくなったような錯覚を与えてくれました。 真ん中のたき火目指して
繋ぎ連ねた手をだんだん上へ祈りあげていく、テンポよく。 盛り上がらざるを得ない動きです。
そして、シメは
たいていコロブチカだったような、思いこみかナ・・・ 哀愁漂うコロブチカの曲に合わせて、やっと真正面からパートナーの表情を読み取ることが・・・ 誰しも味わう苦い経験、だそうですが、目当てのパートナーの手前で曲が終わるのです。
コロブチカは、聞くだけでなく
体が曲を覚えています。 コロブチカを耳にすると、自然と体が動き出します。
コロブチカは、情景と感情とが詰まった青春曲です。
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