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へいわって すてきだね

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だいすきな絵描きさん、長谷川義史さんが、沖縄の少年、安里有生くんの詩を、絵本にしてくれました。
こんな すてきなコラボは ありません。





2014年のしめくくりに、安里くんの詩を、写させてもらいます。


    へいわって なにかな。
    ぼくは、かんがえたよ。

    おともだちと なかよし。
    かぞくが、げんき。
    えがおで あそぶ。

    ねこが わらう。
    おなかが いっぱい。
    やぎが のんびり あるいている。

    けんかしても すぐ なかなおり。

    ちょうめいそうが たくさん はえ、
    よなぐにうまが、ヒヒーンと なく。

    みなとには、フェリーが とまっていて、
    うみには、かめやかじきが およいでる。
    やさしいこころが にじになる。
    へいわっていいね。
    へいわってうれしいね。

    みんなのこころから、
    へいわがうまれるんだね。

    せんそうは、おそろしい。
    「ドドーン、ドカーン。」
    ばくだんがおちてくる こわいおと。

    おなかがすいて、くるしむこども。
    かぞくが しんでしまって なくひとたち。

    ああ、ぼくは、へいわなときにうまれてよかったよ。
    このへいわが、ずっとつづいてほしい。
    みんなのえがおが、ずっとつづいてほしい。

    へいわな かぞく、へいわな がっこう、

    へいわな よなぐにじま、へいわな おきなわ、

    へいわな せかい、
    へいわって すてきだね。

    これからも、ずっと へいわが つづくように
    ぼくも、ぼくのできることから がんばるよ。


どうか、来る年が、平和な年でありますように。