日暮れて道遠し |
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「日暮れて道遠し」 って言葉がありますよね。
年老いて、夢に描いていた目的が、いまだ果たせていないことのたとえです。
でも、いやじゃないです、この言葉。
諦めかな。
ちょっと違う。
心安らかながら、落ち着いた闘志がまだ残ってるって感じ。
きざっぽく言えば、人生なんてそんなものさ、けど まだ諦めないぞ、ってところかな。
そう思えたところから、ほんとうの人生が始まるような気もします。
若さゆえの焦りはなく、半ば しょうがないわ と諦めつつも、でも願わくば、ほんとうに自分がしたいことを、中途半端に終わってもいい、生きた証拠として
やり通して死にたい。
そういう 「日暮れて道遠し」 なら、老いることも満更でもないじゃないですか。
このごろ、居直りみたいに、そんな風に考えることがあります。
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