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じじいの不機嫌を直せば世界平和は訪れる

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気になりませんか? じいさんの不機嫌。
まわりにいっぱいいますよ、不機嫌な男の老人。
なんで あんなに不機嫌なんでしょうね。


現役時代は、おそらく、バリバリ仕事やってたんでしょう。
それが、定年になって、それまで したいしたいと思っていたこと、あれもこれもやって、ふっと気付いたら、自分にかまってくれるヒトがいなくなってた。
そういうことで 不機嫌なんですかねー。

そう、かまって欲しい。相手になってもらいたいんです。
本人は 「生き甲斐が欲しい」 なんて おっしゃってる。
むずかしく言えば、社会的な役割意識が欲しい。
だけど、誰も相手にしませんわ、不機嫌な年寄りなんか。


なぜ、不機嫌な ばあさんは 少ないんでしょう。
やることが いっぱいあるからです。
炊事洗濯から、じいさんの世話、孫の守り、町内の井戸端・・・ ヒトの役に立つこといっぱいやって、自分も楽しく生きているからです。


じゃあ、じいさんも そうやればいいのに・・・
それが できないんですよねーぇ。
現役時代、偉そうに命令ばかりしてて、黒衣のような真似するトレーニングができてない。

そこで、彼らに必要なのが、 「慈悲のこころ」。
みんなと仲良く暮らすための智慧、それが 「慈悲」。
かんたんに言えば、ニコニコして生きることで、ほかの人々の役に立つ、という自覚。
してあげられなくてもいい、かわいそう いとおしい と思う、うなずいてあげる・・・
具体的に言えば、じいさんのところへ孫が来る、腰が痛くて はしゃぐ相手ができなくても、孫の得意なジグソーパズルで、いっしょに遊ぶ。
巧まずして こぼれる思いやり、それが 「慈悲のこころ」。


この世の不機嫌なじじいが、慈悲のこころで生きていければ、楽しく生きていければ、その輪がしだいしだいに広がって、たくさんの周りの人々を巻き込んでいったら、ひょっとしたら、世界平和が訪れるのかも知れません。
戦争のない世の中が、実現するかもしれません。


不機嫌じじい予備軍の、私に宛てたメッセージです。