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製麺ロール:ロールの錆の落とし方 |
通常の使い方で ロールカスリが正しく当っている限りは ロール表面に錆が発生することはきわめて稀です
(長時間運転せずに放置している場合は 錆が発生することがあります)
不幸にして 錆が発生した場合は 速やかに これを除去しなければなりません
作業終了後 翌日の生産開始までの間に発生した錆は 通常はロールをしばらく空運転させておけば
取れてしまいます
ただし 麺通し最初の幾分かは 麺にこの錆が移る場合があります
これを避けるためには 前日の作業終了後に ハガレール等の油を塗布しておくと 錆発生が防げます
① 錆の程度が軽い場合 |
まず #80くらいの粗いサンドペーパー(右画像:左側)で
錆を落す
次に #240 あるいは #320 の細かいサンドペーパーで
ロール表面を磨く
仕上げに 住友スリーエム社スコッチブライト(右画像:右側)
を使うのも 効果的である |
サンドペーパーとスコッチブライト |
② 錆の程度が重い(あばた状になっている)場合 |
電気ドリルに ワイヤーブラシを装着(右画像:右側)して
ロール表面を満遍なく磨く
仕上げは①と同じ
それでも錆が取れない場合は 電気グラインダーに
ユニトップ(#320くらい)を取り付けて磨く(右画像:左側)
この時 あまり1ヶ所を集中して磨くと ロール表面に凸凹が
できるので注意 |
電気工具を利用した錆取り道具 |
いずれの場合も 錆を落としたロール表面は 極めて錆やすい状態にあります
錆を浮かさないよう なによりもまず ロールカスリの当たりを正しく調整して 錆の再発の防止に意を
注ぐべきです
繰り返しになりますが ロールカスリの当たりが正常ならば 錆は発生しないものです
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