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六角通り

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つい先日ほころびかけたと見えた桜、六角通り新京極の誓願寺横の桜は、この雨で花びらを散らしている。
丸善へ行く途上だ。
同僚の水野さんが薦めてくれた 『エピクロスの処方箋』 という単行本の品定めのつもりで丸善をたずねた。
最近、今読んでいる本を読み切らないうちは新しい本を買い求めない、という自分流のルールを決めたのだが、禁を犯してこの本を買ってしまった。
理由は単純、最終話が 「初弘法」 だったから。
もう一冊、買ってしまった。
五木寛之の 『大河の一滴・最終章』。
これは仕方ないと、自己弁護している。
初対面の本に品定めで接するのは、あとがきか最終話に決めているのだが、あとがきから漂う 「この書物が五木寛之の絶筆かも」 を感じてしまったから。
丸善からの帰り、誓願寺横の桜、行きにみたときより、花びらが濡れた舗装を広範囲に隠している。
たった3時間ほど前だったのに。