和顔愛語 |
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『じじいの不機嫌を直せば世界平和は訪れる』 と題して前のブログに、いけ好かない爺さんの多いことを嘆いた投稿をしたことがある。
感じの悪いじじいが、私も含め多すぎる。
東洞院通りを隔てた向かいに、八百一というスーパーがある。
品数も品質もほぼ満足で、近いこともあって頻繁に利用している。
昼だけだが、二種類の弁当を用意してくれる。
食いそびれそうなときには、大助かりだ。
昼ちょっと過ぎに寄ったので、品薄になっていたのだろう、係り三人の店員さんが大忙しで盛り付けている。
しばらく店頭で待っていると、年配の男性が 「中華弁当くれや」 と。
今しばらくお待ちください先にお客様もいらっしゃいますので、と店員。
わしは急いでるんじゃ先にしてくれやもっと店員増やさんかい。
真っ赤になった鶏冠をこらえて 「和顔愛語」と、ひとこと私。
この爺さん、きょとん、と。
我ながら上出来であった。
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