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認知症外来

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私たちの両親をみとった頃は、老人科は大きな病院にあったが心療内科などというものはなかったと思う。
認知症という言葉すらなかった。
いま、認知症外来はほとんどの病院に 「もの忘れ外来」という表記で存在する。

レム睡眠行動障害の症状が顕著になったのは、ここ半年くらい前からである。
まったく意識のない転倒を契機に、レビー小体型認知症を疑いだした。
かかりつけのお医者さんに紹介してもらって、認知症外来を受診した。

脳波検査、脳血流検査、脳MRI検査、認知症テスト、と盛り沢山な診察を受ける。
ぐったりだが、安心である。
結果は、連休明けとなる。

長谷川和夫医師らの尽力によって痴呆が認知症と呼ばれるようになった頃から、老人病ケアの進歩は目覚しいと感じる。
両親の付き添い介護者探しに高額費用とともに泣いた頃とは、雲泥の差だ。

連休明けの結果を、心穏やかに迎えたい。