ANAのレジェンド |
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本の衝動買いはしないことに決めていたのだが、くまざわ書店で立ち読みして、この本だけはつい買ってしまった。
ANAのカリスマキャビンアテンダント大宅邦子(おおやくにこ)氏の、はじめての著書である(サンマーク出版)。
こんなCAのいる飛行機ならぜひ乗ってみたい、この本を読むとそんな気持ちになる。
CA特有の派手さを感じさせない、いい意味で嫌味のない 「スチュワーデス」 だったんだろうなぁと想像する。
後で知ったのだが、娘も何回か同乗して飛んだことがあるようだ。
ほんとうに頼れる大先輩だった、と。
この本のいたるところに、サービス業の本質が表されている。
他業種でも、いや、人としての生き方の手本であろう。
65歳定年まで45年間現役で飛び続けたANAのレジェンドは、最後にこう記している。
「あとに続く人に何を残し、何をゆずっていくのか。
経験を重ねたなら、誰かのことをさりげなく支えられる人でありたいものです。」
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