「広島出身 首相に意見しちゃる」 |
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12月29日付け朝日新聞朝刊のオピニオン欄に、よくぞ言ってくれた!と思う こんな投稿が載っていました。 埼玉県の花岡 賢さん(無職 70歳)の「広島出身 首相に意見しちゃる」という投稿文です。
岸田文雄君、広島出身の先輩として意見しちゃるけえ、まあ聞きんさい。
1年前は元首相の安倍晋三さんと違(ちご)うて、平和路線で行ってくれると期待しとったのに、
がっかりしとるよ。 防衛費を増やすための増税に賛成する人が何人おるか、広島で聞いてみんさい。 毎年8月6日8時15分には黙祷してきたじゃないか。 軍縮の期待があったのに残念じゃ。 防衛費の国内総生産(GDP)比2%は米国が望んでいたことらしいのう。 日本の防衛費は世界第9位で2%にすると一気に米国、中国に次ぐ第3位になるそうじゃ。 これほどの防衛費がほんまに必要か。
「国民の生活を守るため、将来のため、今は増税は無理じゃ」と大統領のバイデンさんを説得して
みんさい。 どうしても防衛費の増額をやめられんのじゃったら、これを争点にして総選挙をやりんさい。 国民の声で止めちゃるけえ。 それが広島出身の私の務めじゃと思うとるよ。
もう一言 付け加えたい。 「原発の運転期間の延長、ホントにいいの?」 原爆も原発も 同根です。 原爆を「原子力の恐ろしい破壊兵器」と呼び、原発を「原子力の素晴らしい平和利用」と呼び分けたに過ぎません。 どちらも、人類が無毒化する術を持たない「放射能」を まき散らす元凶なのです。 こんなことは、すこしでも「核分裂」の知識があれば 理解できることです。 岸田首相は、広島1区選出の国会議員として 原爆にはやたら抵抗するのに、彼の発言には 12年前の惨事を経験している原発の恐ろしさは 屁とも思っていないとしか理解できません。 原発は、現在の人類の能力では 決して「アンダーコントロール」ではないのです。
いまからでも遅くはない。 少なくとも、「原発の運転期間は40年」を守ってください。 どんな機械や装置でも、寿命があります。 ましてや 長期間休止していた装置は、使っていなくても劣化は速く進んでいるものです。 「停止期間は期間40年に含めない」などとバカな発言は、知識人の言うことではありません。 新たに原発を作る、とんでもない。 どんなに小規模に抑えても、原発の持つ「危険」は 同じです。
岸田総理、もう原発に頼るのは 金輪際やめませんか? 時間がかかってもいいから、もっと夢のある話をしましょうよ。
同じ原子力でも「核融合」発電の研究に、敵基地攻撃能力に費やす予算の何割かでも 投資しませんか?
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